奈良市議会 > 2017-12-14 >
12月14日-05号

  • "事務経費"(/)
ツイート シェア
  1. 奈良市議会 2017-12-14
    12月14日-05号


    取得元: 奈良市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-08
    平成29年 12月 定例会平成29年奈良市議会12月定例会会議録(第5号)-----------------------------------   平成29年12月14日(木曜日)午後2時0分開議----------------------------------- 議事日程  日程第1 議案第98号 市長専決処分の報告及び承認を求めることについて  議案第99号 平成29年度奈良市水道事業会計補正予算(第1号)  議案第100号 平成29年度奈良市下水道事業会計補正予算(第1号)  議案第101号 奈良市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について  議案第102号 奈良市立こども園設置条例等の一部改正について  議案第103号 奈良市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について  議案第104号 奈良市個人市民税の控除対象となる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部改正について  議案第105号 奈良市都市公園条例及び奈良市行政財産使用料条例の一部改正について  議案第106号 工事請負契約の締結について  議案第107号 訴えの提起について  議案第108号 反訴の提起について  議案第109号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第110号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第111号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第112号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第113号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第114号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第115号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第116号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第117号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第118号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第119号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第120号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第121号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第122号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第123号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第124号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第125号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第126号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第127号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第128号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第129号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第130号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第131号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第132号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第133号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第134号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第135号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第136号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第137号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第138号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第139号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第140号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第141号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第142号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第143号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第144号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第145号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第146号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第147号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第148号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第149号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第150号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第151号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第152号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第153号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第154号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第155号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第156号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第157号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第158号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第159号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第160号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第161号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第162号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第163号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第164号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第165号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第166号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第167号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第168号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第169号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第170号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第171号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第172号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第173号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第174号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第175号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第176号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第177号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第178号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第179号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第180号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第181号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第182号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第183号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第184号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第185号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第186号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第187号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第188号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第189号 公の施設の指定管理者の指定について  議案第192号 平成29年度奈良市一般会計補正予算(第5号)  議案第193号 平成29年度奈良市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  議案第194号 平成29年度奈良市土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)  議案第195号 平成29年度奈良市介護保険特別会計補正予算(第2号)----------------------------------- 本日の会議に付した事件  第1、陳情第6号 奈良市心身障害者医療費助成制度の改正に反対する陳情書  第2、報告 補正予算等特別委員会の正副委員長の互選報告について  第3、日程に同じ  第4、動議 道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律に基づく補助率等の嵩上げ措置の継続等に関する意見書  第5、請願第3号 右京小学校の存続を求める請願書  第6、閉会中継続審査・調査申し出について----------------------------------- 出席議員(39名)  1番 道端孝治君      2番 塚本 勝君  3番 樋口清二郎君     4番 山出哲史君  5番 林 政行君      6番 松下幸治君  7番 阪本美知子君     8番 山本直子君  9番 白川健太郎君     10番 山本憲宥君  11番 太田晃司君      12番 階戸幸一君  13番 横井雄一君      14番 宮池 明君  15番 早田哲朗君      16番 三橋和史君  17番 大西淳文君      18番 柿本元気君  19番 酒井孝江君      20番 山口裕司君  21番 北村拓哉君      22番 八尾俊宏君  23番 東久保耕也君     24番 内藤智司君  25番 植村佳史君      26番 藤田幸代君  27番 田畑日佐恵君     28番 九里雄二君  29番 三浦教次君      30番 松石聖一君  31番 鍵田美智子君     32番 井上昌弘君  33番 松岡克彦君      34番 森田一成君  35番 土田敏朗君      36番 北 良晃君  37番 中西吉日出君     38番 伊藤 剛君  39番 森岡弘之君 欠席議員  なし----------------------------------- 説明のため出席した者  市長       仲川元庸君   副市長      津山恭之君  副市長      向井政彦君   危機管理監    西岡光治君  総合政策部長   染谷禎章君   総務部長     乾 尚浩君  財務部長     中西寿人君   市民生活部長   川尻 茂君  市民活動部長   澤野井 保君  福祉部長     堀川育子君  子ども未来部長  木綿延幸君   健康医療部長   上野満久君  環境部長     山村栄之君   観光経済部長   梅森義弘君  都市整備部長   岡本善昭君   建設部長     杉野高広君  会計契約部長   神田久美君   企業局長     池田 修君  消防局長     藤村正弘君   教育長      中室雄俊君  教育総務部長   尾崎勝彦君   学校教育部長   北谷雅人君  監査委員     東口喜代一君   総合政策課長  吉村啓信君  財政課長     増田達男君----------------------------------- 事務局職員出席者  事務局長     米浪高之    事務局次長    小川祐弘  事務局参事議事調査課長事務取扱  議会総務課長   中谷陽子           梶 正樹  議事調査課長補佐 秋田良久    議事係長     杉野真弥  調査係長     岡本欣之    議事調査課書記  中山辰郎-----------------------------------   午後2時0分 開議 ○議長(北良晃君) 休会前に引き続き、会議を開きます。----------------------------------- △陳情第6号 奈良市心身障害者医療費助成制度の改正に反対する陳情書 ○議長(北良晃君) 私より御報告申し上げます。 本日までに受理した陳情は、お手元に御配付いたしております陳情文書表のとおり、奈良市 奈良市肢体不自由児・者父母の会会長 安井清悟氏提出の、陳情第6号 奈良市心身障害者医療費助成制度の改正に反対する陳情書1件であります。御清覧おき願います。----------------------------------- △報告 補正予算等特別委員会の正副委員長の互選報告について ○議長(北良晃君) 次に、去る6日の本会議において設置されました補正予算等特別委員会の委員長に14番宮池君、副委員長に1番道端君がそれぞれ互選されました。----------------------------------- ○議長(北良晃君) 次に、お手元に御配付いたしておりますとおり、去る6日の本会議において補正予算等特別委員会に付託いたしました案件について、委員長から議長宛て、審査報告書が提出されております。 以上、御報告申し上げます。----------------------------------- △日程第1 議案第98号 市長専決処分の報告及び承認を求めることについて 外95件 ○議長(北良晃君) 日程に入ります。 日程第1、議案第98号 市長専決処分の報告及び承認を求めることについてより議案第189号までの92議案及び議案第192号 平成29年度奈良市一般会計補正予算より議案第195号までの4議案、以上96議案を一括して議題といたします。 本案は、去る6日の本会議において補正予算等特別委員会に付託いたしました案件であります。 これより委員長の報告を求めます。 14番宮池君。   (14番 宮池 明君 登壇) ◆14番(宮池明君) 私より、去る6日の本会議におきまして、補正予算等特別委員会に付託を受けました議案第98号より第189号までの92議案及び第192号より第195号までの4議案、以上96議案につきまして、審査の経過及び結果を報告いたします。 委員会は、去る6日、8日、11日及び12日の4日間開催し、審査を行いました。 8日、11日及び12日は、付託議案に対する質疑を行いました。 主な質疑は次のとおりであります。 まず、委員より、議案第192号 平成29年度奈良市一般会計補正予算に係る新斎苑整備事業に関して、西側の土地購入については合併特例債が使用できるのか。できないならば、今購入する必要があるのか。もう少し地元対策が固まってからでもいいのではないか。また、2社の鑑定評価額の平均額と県の岩井川ダムに伴う土地購入額の現在評価額とを平均して単価を算出したということだが、算出方法が少々荒っぽいと感じる。市民が納得できる金額と考えているのかとの質疑がありました。 次に、委員より、議案第192号について、新斎苑建設予定地の当初計画地に加えて、西側の土地購入に至った経緯と購入が必要であるとの判断に至った理由について。また、議案第103号、奈良市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正に伴い、多くの医療機関に通院する心身障がい者への救済対応について質疑がありました。 次に、委員より、議案第102号 奈良市立こども園設置条例等の一部改正について、こども園では、1号、2号、3号認定と生活リズムの違う子供たちが一つの施設で生活するため、さまざまな課題があり、解決しない中では性急に進めるべきではない。課題解決に向けてどのように進めてきたのか。また、議案第192号について、マイナンバーが万一にも漏えいすれば、被害も深刻なものとなる。マイナンバー利用開始後にふえた業務内容及び利用拡大による情報セキュリティー強化策をどのように行っているのかとの質疑がありました。 次に、委員より、議案第192号に係る新斎苑整備事業に関して、計画地4.9ヘクタールとアクセス道路0.9ヘクタール以外に、5.2ヘクタールの西側の山まで購入しようとしているが、防災上の関係や憩いの場の設置、さらには地元活性化対策であるならば、新斎苑建設計画用地ではなく、公園用地や防災用地などの目的で購入すべきではないか。また、議案第103号について、公平性の担保というならば、自治体の本旨に照らし、また、市民のために一部負担金を徴収している他の福祉医療制度医療費助成制度で徴収しないようにし、現物給付に合わせるべきではないかとの質疑がありました。 次に、委員より、議案第192号に係る新斎苑土地関連予算に関して、計画地及び西側の山林部分の土地買収に係る売買価格の正当性、鑑定価格の取り扱い及び今、西側の山林を買う必要性について。また、議案第102号について、奈良市は幼保再編に従いこども園化を進めているが、現場から、こども園になって週休や代休がとりにくいことや、時差勤務の大変さなどの声を聞いている。これまでの課題と今後の対応について質疑がありました。 次に、委員より、議案第192号について、新斎苑の計画地に水道の施設が確保できないと計画を進めることができない。鹿野園町に水を送っている配水池があるが、新設される斎苑に給水することができるのか。不可能であれば、どういった形で配水ができるのか。また、防災行政無線の難聴地域の対策に関して、市民の安全・安心に係る課題は、たゆみなく常に前を向いて進むことが重要である。歩みをとめることなく、引き続き市民の安全のために施策に取り組んでいただきたいが、副市長の決意について質疑がありました。 次に、委員より、議案第192号について、新斎苑整備事業に関する用地取得に係る疑義について、鑑定価格の3倍以上の価格で公共用地を取得しようとしているが、公共用地の取得に当たっての基本的な規範を逸脱して地権者と価格交渉を行っており、適正な用地交渉が行われておらず、過剰な公金の支出である。基本計画の2倍近くの範囲の土地を購入しようとすることは、必要最小限度を超える範囲の取得であり、財務会計上の点から違法性が認められる。また、議案第102号について、改正条例が成立されていない段階で、奈良市により児童の入所に係る違法な抽せんが行われており、行政事務上の違法性の回復が求められるとの意見がありました。 次に、委員より、議案第192号について、今回の新斎苑建設用地の追加購入5.2ヘクタールは、基本計画では災害の危険が増大することはないと明記されているにもかかわらず、災害対策目的で購入することは、他市での必ずしも必要ではない山林購入を違法とした大阪高裁平成15年6月17日の判例から見て、市長の裁量の範囲内ということにはならず、損害賠償命令が下されるおそれがあるのではないか。また、議案第103号について、福祉都市宣言を行った奈良市の福祉行政の後退であり、1,500円の負担を課す前に、まずは障がい者団体が3年前から要望している、奈良市障がい者の医療のあり方検討会を先に進めるべきではないかとの質疑がありました。 次に、委員より、議案第102号について、3歳から5歳児全員を対象に幼児教育と保育が無償と閣議決定されたことに関連し、市には人材、施設、予算の3面でしっかりと対策を講じる責務がある。また、議案第192号について、子供の教育環境の整備で就学援助以外に、既存の条件や資源を最大限に生かす形で充実を図ることについて質疑がありました。 次に、委員より、議案第192号について、新斎苑関連用地の地権者との交渉経緯の内容に関して公表できないと答弁されているが、いつ公表できるのか。また、議案第140号 公の施設の指定管理者の指定について、西部会館市民ホールに関し、指定管理者が変更になった施設の今後の事業や取り組みの引き継ぎについてどのように担保するのか、市民への周知はどのように行っていくのかとの質疑がありました。 次に、委員より、議案第103号について、条例改正案は財政問題から発議されたのか、または奈良市が実施している他の医療費助成制度と制度を整える意味で発議されたのかについて質疑がありました。 以上が質疑の概要であります。 質疑終結の後、植村委員外1名の委員から議案第192号に対する修正案が、また、三橋委員から議案第192号に対する修正案が提出され、それぞれ提案説明を受けた後、修正案に対する質疑を行いました。 主な質疑は次のとおりであります。 委員より、三橋委員から提出された議案第192号に対する修正案について、仮に可決された場合、鑑定価格で執行させるつもりなのかとの質疑がありました。 修正案に対する質疑終結の後、討論、採決を行いました。 その結果、三橋委員から提出された議案第192号に対する修正案は起立少数により否決すべきものと決定し、植村委員外1名の委員から提出された議案第192号に対する修正案は起立少数により否決すべきものと決定し、議案第192号原案は可否同数のため委員長裁決をもって原案どおり可決すべきものと決定し、議案第103号は可否同数のため委員長裁決をもって原案どおり可決すべきものと決定し、議案第102号及び第195号はいずれも多数をもって原案どおり可決すべきものと決定し、議案第99号より第101号までの3議案、第104号、第105号、第107号より第189号までの83議案、第193号及び第194号、以上90議案はいずれも満場一致をもって原案どおり可決すべきものと決定し、議案第98号は満場一致をもって原案を承認すべきものと決定し、議案第106号は満場一致をもって原案に同意すべきものと決定した次第であります。 以上で委員長報告を終わります。 ○議長(北良晃君) 12月13日付で、25番植村君外3名より議案第192号 平成29年度奈良市一般会計補正予算に対する修正動議が提出されましたので、この際、提出者の説明を求めます。 25番植村君。   (25番 植村佳史君 登壇) ◆25番(植村佳史君) それでは、私より、議案第192号 平成29年度奈良市一般会計補正予算第5号に対する修正案について御説明させていただきます。 大きく2つの趣旨で修正しようとするものであります。 まず、心身障害者医療費助成制度に関する予算についてです。 今定例会に提出されております心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正案は、福祉都市宣言を行った本市の福祉行政の後退と言わざるを得ない改正であります。 その理由として、1点目に、市が説明して了解いただいたとする障がい者5団体には、全障がい者のわずか14%しか所属されておられず、これをもって障がい者から了承をもらったというのでは混乱を招いてしまいます。私は、障がい者団体からも聞き取りをさせていただいたのですが、まずは全障がい者に周知していただけるように奈良市に要望を伝えているが、それが進んでいないと聞き及んでおりますことから、時期尚早であります。 2点目に、本来ならば、一部負担のある精神障害者医療費助成制度を一部負担のない心身障害者医療費助成制度と等しくするよう改善するべきであります。 3点目に、障がい者団体が要望書を出されたと聞き及んでおりますが、3年も前から要望されている奈良市障がい者の医療のあり方検討会の体制づくりが放置されたままであり、一部負担金のみを設けることに苦情を述べておられました。 以上のことから、今回の改正に関しましては86%の障がい者の方々の意見を聞いておらず、本市の福祉政策の後退と、施行に当たり障がい者とその家族に大変な混乱を招くことから、時期尚早であると私は判断しております。 よって、心身障害者医療費助成制度において一部負担を設けることに伴い、福祉医療システムを改修する経費として計上されております社会福祉総務費280万円を全額削除しようとするものであります。 次に、新斎苑整備事業に関する予算についてです。 このたびの補正予算原案には、新斎苑建設に係る用地購入費が計上されておりますが、以下の理由でその計上を認めることはできません。 1点目に、いまだ地元の鹿野園町自治会、白毫寺町連合自治会の住民合意が得られていないことから、予定されている平成33年4月竣工に疑念があることであります。 2点目に、計画地周辺は、ことしの台風21号によっても災害被害が発生している土砂災害警戒区域であり、安全性が確保できているとは言いがたいことです。 3点目に、建設に伴う財源の面からの経済性、利便性において、合併特例債は繰り越しが可能なことが判明していることからも、市有地を含めて早急に他の候補地を検討するべきであると思います。 4点目に、追加購入しようとする西側山林5.2ヘクタールについては、防災対策というものの、具体的な事業計画や対策費用合計及び財源が示されず、詳細が不明であります。取得の必要性、妥当性を市民に十分説明するべきであり、購入すべきでないと思います。 5点目に、不動産鑑定評価額の3倍以上の単価で購入しようとする、その価格の妥当性を市民に十分説明するべきであること。 6点目に、計画地にある産業廃棄物を撤去する費用1億4200万円を市が負担することについて、森友学園問題でも見られるように、通常の不動産売買では地下の埋設物の撤去費用相当額は土地価格から差し引かれるのが常識であり、市民の理解が得られないこと。 よって、これらのことから、新斎苑建設関連用地取得費であります保健衛生施設整備事業費の1億6772万3000円を全額削減しようとするものです。 以上、本修正案の趣旨説明とさせていただきます。 議員の皆様の御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(北良晃君) これより委員長報告及び議案第192号 平成29年度奈良市一般会計補正予算に対する修正案に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北良晃君) 質疑なしと認めます。 これより討論を行います。 討論は、議案第98号外95議案及び議案第192号 平成29年度奈良市一般会計補正予算に対する修正案を一括して行います。 通告がございますので、発言を許します。 20番山口君。   (20番 山口裕司君 登壇) ◆20番(山口裕司君) 私は、日本共産党奈良市会議員団を代表して討論を行います。 ただいま議題にされております議案のうち、議案第102号 奈良市立こども園設置条例等の一部改正について、議案第103号 奈良市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第192号 平成29年度奈良市一般会計補正予算第5号について、議案第195号 平成29年度奈良市介護保険特別会計補正予算第2号について、以上4議案に反対し、また植村議員外3名から提出されている議案第192号 平成29年度奈良市一般会計補正予算第5号の修正案に反対します。 以下、理由を述べます。 まず、議案第102号についてであります。 この議案は、市内の幼稚園、保育園の統廃合を行い、4園のこども園、若草、朱雀、平城、登美ヶ丘を新たに設置しようとする内容となっています。この間、私どもは、奈良市が進めるこども園について、生活リズムの異なる子供たちが1カ所の施設で保育を受けることの問題などを指摘し、拙速に進めるべきでないことを指摘してきました。しかし、委員会での答弁では、まだまだ問題点が解消されているとは言えません。 さらに、今回は年齢によって別々の場所で保育を行う分園方式を朱雀こども園で導入している点は、大きな問題があると考えます。分園方式は、既に神功こども園で導入されています。また、六条幼稚園と京西保育園の統合再編のときにも計画されましたが、子供たちの安全面などから地域から強い反対があり、奈良市は計画を事実上中止せざるを得ない状況に追い込まれました。実施されている園からも、職員の業務の多忙化などを指摘する声も多く、大変問題の多い方式です。まさに奈良市の幼保再編ありきの市政のあらわれだと指摘しなくてはなりません。 何よりも、奈良市では、こども園化を幼稚園、保育園の統廃合と一体に進められてきたことは大きな問題だと指摘しなければなりません。そして、その原動力ともなってきたのが、奈良市立幼稚園における園児募集停止、休園及び閉園の基準に関する要綱です。これについて、私どもはさまざまな地域の方、保護者の方の声を受け、要綱を見直すよう求めてまいりました。そして、市長も要綱の見直しを行うと述べ、委員会では子ども・子育て会議での議論も始まっていることが明らかとなりました。統廃合ありきでなく、地域の願い、保護者の願いに沿った保育施策の実現を強く求めます。 次に、議案第103号についてであります。 この議案は、心身障がい者が医療機関にかかった場合、一部負担金を控除していたものを、精神障害者医療費助成制度などと同じように一部負担金を徴収しようとするものです。 奈良市で福祉医療制度が導入されたのは1972年、昭和47年であります。当時、福祉憲章の制定と福祉都市宣言を行うとともに、それまで実施していた75歳以上の老人医療費の無料化を70歳以上を対象に引き下げること、そして心身障がい者の医療費の無料化を導入するものでした。そこには、天平の昔、平城京には悲田院、施薬院、その他福祉施設の充実とその活用に実に立派なものがあり、これは仏教の慈悲の精神を基調とする充実した福祉都市でありました。我々は、この歴史を持つことを誇りといたします。今、その福祉都市が再現されようとしておるのであります。奈良のまちを福祉的に最も充実したまちとするため、福祉都市宣言をし、福祉憲章を制定するものとあり、そして、その具体化として身体障がい者1級と重度の医療費の無料化を施策していきたい、漸時2級にも拡大していきたいとあります。それ以降、奈良市は営々と福祉医療を守り、継続し、その対象を広げてきたわけです。 本会議で福祉医療の公平性を担保するためと述べられましたが、そうであるなら自治体の本旨、目的に照らしても、また奈良市がこれまで独自に進めてきた福祉医療の取り組みに照らしても、市民、利用者のために一部負担金を徴収している他の福祉医療制度医療費助成制度を徴収しないように、また現物給付に合わせるべきであり、本議案に反対です。 次に、議案第192号及び議案第195号についてであります。 議案第192号の補正予算の中には、就学援助金制度について、来年度より入学する児童に対し学用品などの購入を入学前に支給する内容など、これまで我が党が求めてきた内容が盛り込まれている点は評価できます。また、災害復旧にかかわる予算は当然必要であり、早期の復旧に今後も引き続き取り組んでいただくことが必要です。 同時に、議案第192号及び議案第195号には、マイナンバーに関する費用が計上されています。マイナンバー制度は、2016年1月から本格的に運用が始まり、税の手続などの際に使えるようにしたほか、マイナンバーカードが発行されるようになりました。しかし、全国でも、奈良市でも、カードの発行を希望する人は伸びていません。プライバシーの保護や個人情報への市民の不安が広がっていることが原因ではないでしょうか。 そもそも、マイナンバーは、徴税強化と社会保障費抑制の手段にしたい国や財界の都合で導入されたものであります。税や行政サービスなど、あらゆる情報を一つの番号で管理するマイナンバーは、一度漏えいし、悪意のある第三者に渡れば、受ける被害は深刻なものとなります。市役所でのセキュリティーの強化なども負担となっており、多々問題を抱えるマイナンバー制度は直ちに廃止するよう国に働きかけることを求めます。 また、議案第192号、一般会計補正予算の新斎苑建設用地購入予算についてであります。 市の提案では、2社の土地鑑定評価結果から得られた平米の単価の平均463円と、県が岩井川ダム建設時に購入した価格を現在評価に換算した2,566円の平均額をもって、さらには当初計画にもなく、説明もなされてこなかった計画地西側の山林約5ヘクタールも合わせて1億6772万2252円で購入しようとするものです。 新斎苑事業は、奈良市の60年来の懸案事項であり、全市民的に強く求められている事業であります。この間、昨年1月の基本計画案の発表以来、同予定地における安全対策などさまざまな調査や議論が行われ、都市計画決定とともに、設計、施工、維持管理・運営の事業者募集も行ってきました。そして、何よりも地権者の理解と協力が得られ、いよいよ用地購入というところまで来たところであり、新斎苑建設計画を着実に進めなくてはなりません。その点では、今回、市の計画に理解をいただき、御協力をいただく地権者の方に対し、日本共産党として敬意を表明したいと思います。 購入単価は、地権者との覚書にもあるように鑑定評価額を基本とすべきと考えますが、地権者の理解と協力抜きには進められない事業であり、奈良市の最重要課題である新火葬場の建設のための公共用地購入という点から見て、交渉による価格決定もやむを得ないと考えます。 問題は、基本計画や都市計画決定の際には何の記述もなく、事業決定の最終段階になって突然、当初計画用地に匹敵する面積の土地を新たに購入しようとする点にあります。地下水の観測井の施設とともに、水道等の関連施設、また地元要望である防災対策や憩いの広場の整備などを買収の目的だと説明されています。しかし、水道施設については、基本計画では鹿野園配水池から新斎苑までポンプでの圧送をするとあり、新たな土地確保は必要ありません。観測井についても、湧水点や土石流の源頭部の経過観察が望ましいとされています。仮にこれらの対策が必要だとしても、5ヘクタールもの土地は必要ありません。防災対策についても、災害を懸念される鹿野園の住民の皆さんを念頭に、市は、これまで繰り返し新斎苑整備とは切り離し、別個の問題として対応すべきであり、それが可能だと説明してきました。 以上、今回の提案は、基本計画や都市計画決定、市のこれまでの答弁に照らしても、余りにかけ離れています。いずれにしても、計画地西側の山林を購入しようとするのであれば、当初計画地と切り離し、その必要性を十分に検討し、活用計画を示した上で提案されるべきであります。 とりあえず構想だけで用地を確保するというやり方は、過去の土地開発公社の問題にも通じるものです。市長は、平成24年6月の議会で、このような手法は運用悪に問題があると述べておられることを見ても、やはり市民の税金を投入する公共用地の購入については、説明責任を果たすために目的と計画をしっかりと示した上で購入提案すべきであります。 また、議案第192号に対する修正案については、特別委員会の討論でも申し上げたとおり、福祉医療制度の改悪につながるシステム改修経費の削減については同意できます。新斎苑整備事業予算を全額削減する内容ですが、全額の削減については、計画が進まないことになり、問題だと考えます。さらに、修正案にはマイナンバー関連の問題ある予算が含まれていることなど、同意できない点が含まれているため反対です。 次に、議案第195号のマイナンバー関連以外について理由を述べます。 今回、介護保険システム改修費が計上されていますが、その法的根拠は国会で5月26日に成立した介護保険法改正です。この法案について、我が党は、参院での審議も不十分なまま強行された介護保険法改定について、2割負担に引き上げた影響調査の必要を認めながら、さらに3割負担を求めるのは容認できないと理由を示し、反対しています。今後、要支援者の方にとって負担増とならないよう市としても国に対して意見を上げ、必要なサービスが安心して利用できる介護制度に改善することを求めます。 以上で討論を終わります。 ○議長(北良晃君) 18番柿本君。   (18番 柿本元気君 登壇) ◆18番(柿本元気君) 市民の声 奈良の柿本元気です。 会派を代表しまして、議案第192号 平成29年度奈良市一般会計補正予算第5号及び議案第103号 奈良市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について、賛成の立場で討論します。 まず、議案第192号についてです。 本議案については、新斎苑の用地取得について主に議論されてきました。論点は、計画地西側の土地の購入と土地の値段そのものであったように思います。代表質問でも述べましたように、市民の声 奈良は、現計画にもろ手を挙げて賛成するものではありません。しかし、ここに建設することが決まった以上、今、懸念している最悪のシナリオは、ここに新斎苑は建つが、地元住民の安全性は担保されないという事態です。もともと災害に弱い土地ですので、新斎苑が建設されることでそのリスクが増すようなことがあってはいけません。この地に建設されるのであれば、せめて命の危機にさらすのはやめてほしいというのが、現時点での多くの地元住民の立場です。ですから、新斎苑が建設される前よりも安全性が高まることは事業の最低条件であり、そのことで市は市民の安全を担保し、地元住民との信頼関係を再構築しなければいけません。そのような防災面の意味から、計画地西側の土地を取得し、擁壁や植栽等可能な限りの防災対策を行うことは、むしろ不可欠だと考えます。 また、観測井や水道施設の整備など、大切な設備のためにも西側の土地が必要であることがこの間の委員会で明らかになったところです。地元住民の安全を思い、いまだにこの計画地への建設に反対するという意味で土地の取得に反対するという立場には、結論は違えどもシンパシーを覚えます。しかし、現計画地への建設には賛成しておいて、西側の土地の購入には反対するという立場があり得るなら、地元住民の安心・安全、命を一体どのように考えているのか、甚だ疑問です。 また、土地の用途が定まっていないということですが、まず安全面と設備面、そしてせっかく取得するのだから、将来的には市民サービスの向上という複合的な視点で見るべきで、どの項目に分類するべきかという議論は、まさしく縦割り行政に毒された議論であり、僕たち議会はもっと建設的な話をするべきではないでしょうか。 次に、土地の値段について、対個人との交渉事ですから正当な値段というのは非常に難しい問題です。ここでも想定しておきたい避けるべき事態というのは、市が一方的な理屈で安過ぎる値段を主張した結果、地権者との交渉が難航し、必要以上に時間がかかることで合併特例債22億円が活用できなくなることです。委員会に上がった議論を見ますと、予定地は2690万円、西側の土地を含めても5000万円弱が妥当であり、産廃の撤去費用1億4000万円も地権者が出すべきだということでした。しかし、それでは産業廃棄物処理費を含めた土地の適正価格は、マイナス9000万円ということになってしまい、市は地権者から土地を無料で譲り受けて、さらに9000万円を徴収するのが適正ということになってしまい、現実からは乖離しているように思われます。交渉途中ということで詳細は明らかにされておらず、産業廃棄物の有無が土地の価格にどのように影響したのかはわかりません。しかし、当初予定では取得費は3億円とされており、委員会で産業廃棄物が議論に上がったときには、撤去費用が多少高くなっても2億円の予備費があるというちょっと信じがたい答弁があったことを思えば、今回提出された3億1000万円で予定地取得と産廃の撤去ができ、加えて西側の土地までついてくるという計画は極めて妥当といいますか、奈良市にとってメリットの大きい取引になると思われます。これはあくまで当初の予定と比べての流れの中での妥当性ということです。つまり、もともとこの場所に火葬場を建てるのであれば割高になるであろうことは容易に想像されていたわけですから、計画には賛成しておいて、この金額には反対するという立場は、本当に現実を見ているのかという思いがここにも出てきます。 現計画に反対していた我々だから言えるのですが、だから今まで反対していたんやと。しかし、決まったからには現実的に前に進まなければ、合併特例債の期限に間に合わず、余計に市民の負担がふえる。地元住民の安全性が担保できない。そんな事態なんだから、ええ格好しいするのはほどほどにしときましょうよということを主張し、議案第192号の賛成理由とさせていただきます。 では、次に、議案第103号について、これは身体障がい者の医療費について、利用者負担を月額最大1,500円まで求めるという提案です。 福祉の充実と財政とのバランスをどう実現するかというのは、我々にとって常に頭の痛い問題であります。今回の議案提案の際には、奈良市にある6つの福祉団体からは納得いただいていると説明があり、市と当事者がお互いの協議の中でそのバランスに折り合いをつけたということですから、これはもう第三者が首を突っ込むような問題ではないと感情的には思っていました。 しかし、今議会中に奈良市肢体不自由児・者父母の会から、この議案に反対する陳情書が提出され、話と違うじゃないかと、当事者は納得していなかったのかと議会が紛糾する事態になったわけです。この時点では、我が会派も限られた時間の中で数字的な精査は間に合っても、現場の声を調査するには時間が足りないことから、この議案の可決は時期尚早だと否決に傾いていました。 しかし、委員会で明らかになったように、この陳情書が提出される2日前、12月6日に奈良市心身障害者・児福祉協会連合会から要望書が提出されています。ポイントだけ説明しますと、提出した連合会とは奈良市に6つある福祉団体から成り、その2日後に陳情書を提出された奈良市肢体不自由児・者父母の会もその中に含まれています。そして、その文章の中で、私ども奈良市心身障害者・児福祉協会といたしましては、福祉医療制度の一部負担金導入に関しましては総合的に判断し、了解しておりますと明確に書かれています。その後に提出された陳情書の意味は何なのか。非常に不可解な事態ではあります。例えば、連合会の中の1団体が、自分たちは違う主張をしているのに連合会が取り合ってくれず、要望書の意見は自分たちの意見ではない、自分たちの意見を聞いてほしいと組織内でもその意見を主張し、それがかなわないから議会に助けを求めてきたというのであれば、真摯に受けとめるべきでしょう。しかし、いろいろ調査しましても、どうやらそのような感じでもないらしいということが見えてまいりました。事態を総合的に鑑みて、12月8日に提出された陳情書は、12月6日に提出された要望書の内容を覆し、無効化するような性質のものではないと判断します。 そこで、結論としましては、市と当事者間における1年間の協議の結果行き着いた、そのことは連合会からの要望書の内容からも明らかである、この合意を尊重するべきだと考えます。 よって、市民の声 奈良は、議案第103号について賛成します。 なお、残余の議案につきましても賛成します。 以上で討論を終わります。ありがとうございました。 ○議長(北良晃君) 16番三橋君。   (16番 三橋和史君 登壇) ◆16番(三橋和史君) 日本維新の会の三橋でございます。 11月29日に開会した12月定例会には、奈良市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について、平成29年度奈良市一般会計補正予算第5号など重要案件が上程され、我が党といたしましても慎重に検討を重ねてまいりました。日本維新の会といたしましては、市政運営の基本であります憲法及び行政法の基礎に関する市長の認識について、また市民の関心が極めて高い分野であります新斎苑整備事業などについて、特に重点的に質問及び質疑を行い、審議を重ねてきた次第であります。日本維新の会といたしましては、これまでの審議を踏まえた上での結論として、議案第103号 奈良市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について及び議案第192号 平成29年度奈良市一般会計補正予算第5号の原案については反対し、植村議員が提出されました修正案に賛成するものであります。 以下に具体的な理由を申し述べてまいります。 議案第103号の奈良市心身障害者医療費の助成に関する条例の改正条例案につきましては、心身障害者医療費助成制度の助成金控除の内容を市長の提案どおり改定すれば、心身障がい者にとって負担増を強いることになります。日本維新の会としては、将来的には一部負担を求めていくことについてはやむを得ない面があるものと考えているものの、奈良市においては特別職を含む公務員の給与や報酬が高過ぎる水準にあり、まずはその抑制、低減を図った後に、それでも不足する部分について市民に負担を求めていくべきであるものと考えております。仲川市長や原案に対する賛成意見には、市民に負担増大を依頼するには順序を誤っているものと指摘しておきたい。 なお、心身障害者医療費の自己負担割合を増大させることは、市政運営上において心身障がい者の意見がより尊重されるようになるというがごとき市の見解については、個人の経済的状況や公共財政負担への寄与の程度にかかわらず、全て国民は政治的価値において徹底して平等であるとする今日の我が国における共通理解からは著しく逸脱したものと言わざるを得ず、到底理解することができません。 また、条例案及び補正予算案の上程に当たり、市は関連団体等への説明を行ったことをもって理解を得たと説明しておりますが、これに反して、日本維新の会にも議案に反対する要望が多数届いている状況であります。 昨今の奈良市政においては、任意団体に説明を行ったことをもって、市民への説明責任を果たしたものと誤って認識している面がしばしば見受けられますが、いずれの分野においても、それでは不十分であるということは論を待ちません。 本議案につきましても、現段階においては、市は市民への説明を尽くしたものと認めることはできず、周知期間も不足しているものと認識しており、平成30年度から施行し、運用することは時期尚早であるものと思料いたします。 これに伴いまして、議案第192号 平成29年度奈良市一般会計補正予算第5号のうち、歳出、款 民生費、項 社会福祉費、目 社会福祉総務費の社会福祉事務経費については、市の提案するこの制度改定に関連する費用であり、補正予算に計上することは不要であるものと考えます。 よって、この点から結果を同じくする植村議員の修正案に賛成し、原案には反対するものであります。 次に、同補正予算案のうち、歳出、款 衛生費、項 保健衛生費、目 保健衛生施設整備事業費の公有財産購入費として1億6772万3000円が計上されていることについて、原案どおりの内容で当該費用に係る約11ヘクタールの土地を購入することは違法、または著しく不当な公金の支出に該当するものと思料いたします。 私どもの調査によりますれば、原案どおりの内容で購入しようとする土地に保安林が含まれていることが確実でありますが、その位置及び面積についての奈良市の説明は、森林法により保安林台帳の整備権限を有する奈良県の見解を否定するに等しいものであり、いまだその疑義は解消されておりません。しかも、この点について、9月定例会において日本維新の会から重ねて疑義を摘示してきたにもかかわらず、今月11日の時点で副市長は、奈良県の整備する保安林台帳をみずから確認されていないというのであり、無責任としか言い得ない事務の執行状況であることが判明いたしました。 そもそも今回の土地の鑑定に当たり、購入しようとしている11ヘクタールの土地に含まれる保安林の区域は、法的権限ある奈良県の示す見解に基づいて行われるべきであるのに、奈良市は、それと異なる内容の資料を供したものと思われますが、それで一体どのようにして保安林を含む土地の区域の鑑定価格を正確に求めることができるのかという点についても疑義が残るものであります。 また、奈良市新斎苑基本計画にある範囲を大きく超え、計11ヘクタールの土地の区域を購入することに伴い、そのいずれかの区域に保安林が含まれることになりますが、奈良県が森林法に基づいて管理し、行為規制が伴う保安林の区域について、奈良市が取得すべき正当な理由を見出すことはできません。 価格については、不動産鑑定業者2社により適正に行われた鑑定価格の平均価格である平米単価463円を大幅に上回る1,514円として購入しようとするものであり、価格算定に当たって重大な他事考慮が見受けられます。面積については、基本計画にある5.8ヘクタールを大きく上回り、しかも追加された5.2ヘクタールの大部分については、いまだ具体的事業の計画のない土地であるにもかかわらず、その区域を含めた計約11ヘクタールの土地を購入しようとするものであります。正常な取引価格から逸脱して、いまだ目的の定まらない土地の区域を購入する権限など市にはなく、財務会計上の取り扱いとしては認められるものではありません。 また、市長等の説明によれば、市が地権者と価格交渉等を行った結果として、取得価格及び取得範囲が決定されたというのであります。しかし、公共用地の取得に係る補償内容は、補償基準等の客観的基準に基づいて算定されるものであって、地権者が当該補償内容に不満があるからといって交渉等により価格の増額や取得範囲の追加等が認められるものではありませんから、市が説明する地権者の内諾を得るまでの経緯については、公共用地の取得に係る用地交渉としての原則から逸脱しているものと言わざるを得ません。 交渉に当たりましても、平成27年7月の時点で地権者は既に土地の売却の意思を示し、条件つき売買契約の性質を有する覚書を交わしているのにもかかわらず、平成29年の後半になって、価格交渉に一般職職員を帯同することなく市長及び副市長がみずから当たることは、通常の用地交渉事務としては極めて不可解であります。 日本維新の会としては、他候補地の選定も独自に行うなどの調査を行っており、本計画により示されている横井町山林に新斎苑を整備することについては、全面的に賛成するわけではありませんが、この12月定例会においては、立地についての賛否が問われているものではなく、市が提案する当該土地周辺における事業整備に係る手法についての審議を尽くすべきことが期待されているものと認識しております。 よって、日本維新の会としては、12月12日の補正予算等特別委員会において、鑑定価格に基づいて基本計画どおりの土地の区域を購入することが妥当であるものと思料し、平米単価463円で5.8ヘクタールの土地の区域を購入するものとして、2685万4000円を計上した修正案を提出した次第であります。 しかしながら、市の説明する土地購入に係る事業手法については、前述のとおり、ずさんであるものというほかなく、投棄物が存在することについても考慮して減額すべきであるという見方もあり、技術的・専門的知見を有する行政の責任において、予算執行の過程を通じて適切に考慮し、反映させていくことも期待し得るものの、予算の編成、提出は本来的に市長の責任において行われるべきであって、原案のうち、この費用に係る部分を取り下げ、再検討の上、再提出を求めることも、我が党としても十分に考え得る提案でありますから、植村議員の修正案に賛成し、原案には反対するものであります。 以上でございます。 ○議長(北良晃君) 5番林君。
    ◆5番(林政行君) 議案第103号 奈良市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について、賛成の立場で討論をさせていただきます。 障がい者の方々に限らず本当に困っている方、また自立したくても、それが困難な方に対しては行政が支えるべきであり、これは行政にしかできない仕事です。ですから、そのような方々に対しては、行政は知恵を絞って、できる限り支えるべきであります。 その上で、私は、障がい者でも自立できる人は自立し、支えられるばかりではなく、みずから支えていく社会、それは突き詰めると、障がい者の方々にも緩やかな所得制限を設け納税していただき、奈良市を支えていく社会こそ本来あるべき福祉都市とも考えます。 この趣旨から述べると、障がい者の方々に納税していただいた財源で一部負担の医療費を賄って、この条例を維持することが理想だと言えます。 行政の立場からしますと、障がい者も分け隔てなく、全ての市民と同じ目線で政策を立案していると答えられると思います。しかし、現実は多くの市民の方々とある程度同じ土俵でなければ、堂々と自分たちの主張が行政に届かないとも私は感じております。 今回の一部改正で、よしあしは別として同じ土俵に上がれます。そこからは市民にとって暮らしやすい奈良市にするため、それぞれの立場で知恵を出し合い、切磋琢磨しながら、本来あるべき福祉都市を目指すべきであります。 今回の議会では、さまざまな課題が明らかになりました。例えば、説明不足に関しては今後通知で知らせていく形をとると思いますが、通知だけで終わらせるのではなく、通知欄に説明会の案内日も加え、1人でも多くの方々の意見を聞き、理解していただけるように努力していただくことを要望いたします。 また、今回の議会での議論を出発点として、私は先ほども申し上げましたが、障がい者の方々に緩やかな所得制限を設けた上で、一律の一部負担は減額もしくは廃止に向けて動くべきと考えますが、行政は福祉医療制度のあり方をさらに研究され、国・県とも連携し、よりよい福祉医療制度の構築に向けて奈良市が率先して取り組まれますよう要望いたします。 今回の一部負担により、本当に困る方は必ずおられます。条例が改正されたとしても、行政はおごることなく、しっかりとしたサポートや実行力ある対策を講じるよう切に要望いたします。 最後に、今回の条例の一部改正も財源の問題が根っこにあります。3月の予算編成に向け、歳出面の切り込みに限らず、歳入面にも力を注いでいただき、財源を1円でも多く生み出す予算編成を市長に要望し、私の討論を終わらせていただきます。 ○議長(北良晃君) 19番酒井君。   (19番 酒井孝江君 登壇) ◆19番(酒井孝江君) 無所属の酒井孝江です。よろしくお願いいたします。 議案第103号と修正案に反対し、残余の議案には賛成します。 以下、理由を述べます。 心身障害者医療費一部負担を導入するとされますが、市民の公平性を整えるためを理由にしておられます。しかし、これはおかしいと思います。ふとSF小説「1984」の文言に聞こえるのです。平和のための戦争をするというのと同じではないでしょうか。ハンディキャップがあるから福祉があるのです。市民の方からの反対の陳情書も出ています。 県の要綱があるからと言われますが、生駒市や天理市は、まだ一部負担をしておられません。奈良市が福祉のまちだと名乗ったのは、まだ忘れられていません。市長と市の行政の福祉への姿勢を問い、このような福祉の切り捨てをすべきではありません。 よって、この議案に反対します。 以上です。 ○議長(北良晃君) 他に討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北良晃君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。 採決は分割して行います。 まず、議案第192号 平成29年度奈良市一般会計補正予算について採決いたします。 まず、本案に対する25番植村君外3名提出の修正案について採決いたします。 本修正案に賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(北良晃君) 起立少数であります。 よって、25番植村君外3名提出の修正案は否決することに決定いたしました。----------------------------------- △修正動議 議案第192号 平成29年度奈良市一般会計補正予算(第5号)に対する修正案 否決と決定----------------------------------- ○議長(北良晃君) 次に、議案第192号原案について採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。 委員長報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(北良晃君) 起立多数であります。 よって、議案第192号は、委員長報告どおり、原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第192号 平成29年度奈良市一般会計補正予算(第5号) 委員長報告どおり原案可決と決定----------------------------------- ○議長(北良晃君) 次に、議案第103号 奈良市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。 委員長報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(北良晃君) 起立多数であります。 よって、議案第103号は、委員長報告どおり、原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第103号 奈良市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について 委員長報告どおり原案可決と決定----------------------------------- ○議長(北良晃君) 次に、議案第102号 奈良市立こども園設置条例等の一部改正について及び議案第195号 平成29年度奈良市介護保険特別会計補正予算の2議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(北良晃君) 起立多数であります。 よって、議案第102号及び第195号の2議案は、委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第102号 奈良市立こども園設置条例等の一部改正について 外1件 委員長報告どおり原案可決と決定----------------------------------- ○議長(北良晃君) 次に、議案第99号より第101号までの3議案、議案第104号、議案第105号、議案第107号より第189号までの83議案、議案第193号及び議案第194号、以上90議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北良晃君) 異議なしと認めます。 よって、議案第99号より第101号までの3議案、議案第104号、議案第105号、議案第107号より第189号までの83議案、議案第193号及び議案194号、以上90議案は、委員長報告どおり、いずれも原案を可決することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第99号 平成29年度奈良市水道事業会計補正予算(第1号) 外89件 委員長報告どおり原案可決と決定----------------------------------- ○議長(北良晃君) 次に、議案第98号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案承認であります。 委員長報告どおり、原案を承認することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北良晃君) 異議なしと認めます。 よって、議案第98号は、委員長報告どおり、原案を承認することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第98号 市長専決処分の報告及び承認を求めることについて 委員長報告どおり原案承認と決定----------------------------------- ○議長(北良晃君) 次に、議案第106号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案同意であります。 委員長報告どおり、原案に同意することに決しまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北良晃君) 異議なしと認めます。 よって、議案第106号は、委員長報告どおり、原案に同意することに決定いたしました。----------------------------------- △議案第106号 工事請負契約の締結について 委員長報告どおり原案同意と決定----------------------------------- ○議長(北良晃君) 以上で日程は終了いたしました。----------------------------------- △動議 道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律に基づく補助率等の嵩上げ措置の継続等に関する意見書 ○議長(北良晃君) お諮りいたします。 34番森田君より、道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律に基づく補助率等の嵩上げ措置の継続等に関する意見書について動議提出の申し出がありますが、発言を許すことにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北良晃君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。 34番森田君。   (34番 森田一成君 登壇) ◆34番(森田一成君) 私より、道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律に基づく補助率等の嵩上げ措置の継続等に関する意見書について、提案の趣旨を御説明申し上げます。 本意見書は、奈良県市議会議長会からの要請を受け、県内12市議会が歩調を合わせ提案するものであります。 道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律は、道路の改築に関する国の財政上の特別措置を定めることにより、国民経済の健全な発展と国民生活の向上に寄与することを目的として制定されたものであります。法の規定による補助率等のかさ上げ措置が今年度末をもって期限を迎え、平成30年度から補助率等が低減されることになるため、平成30年度以降も道路財特法の補助率等のかさ上げ措置が継続されるとともに、補助率等を拡充されるよう要望するものであります。 以上、簡単ではございますが、提案の趣旨説明といたします。 各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(北良晃君) 14番宮池君。 ◆14番(宮池明君) ただいまの動議に賛成いたします。 ○議長(北良晃君) ただいま34番森田君より意見書について動議が提出され、賛成者もあり、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたします。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北良晃君) 質疑なしと認めます。 これより討論を行います。 討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北良晃君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。 意見書案のとおり可決して、提出することに賛成の方の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(北良晃君) 起立多数であります。 よって、意見書案を可決し、提出することに決定いたしました。 ただいま可決されました意見書の提出先、方法等は議長に御一任願います。----------------------------------- △動議 道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律に基づく補助率等の嵩上げ措置の継続等に関する意見書 意見書案のとおり可決と決定----------------------------------- △請願第3号 右京小学校の存続を求める請願書 ○議長(北良晃君) 本日までに受理いたしました請願は、お手元に御配付いたしております請願文書表のとおり、奈良市 右京地区自治連合会会長 川島 実氏外1,783名提出の、請願第3号 右京小学校の存続を求める請願書1件であります。 本請願は観光文教委員会へ付託いたします。 お諮りいたします。 本請願は、閉会中において審査願うことにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北良晃君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。----------------------------------- △請願第3号 右京小学校の存続を求める請願書 観光文教委員会に付託 閉会中審査と決定----------------------------------- △監査報告 ○議長(北良晃君) 監査委員より報告書1件が出ておりますが、既に皆様に御配付申し上げております。----------------------------------- △閉会中継続審査・調査申し出について ○議長(北良晃君) お諮りいたします。 お手元に御配付いたしております閉会中継続審査・調査申し出一覧表のとおり、各委員長より閉会中の継続審査・調査申し出書が提出されております。 申し出どおり、閉会中の継続審査・調査とすることにいたしまして御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(北良晃君) 異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたします。----------------------------------- △閉会中継続審査・調査申し出について  申し出どおり閉会中継続審査・調査と決定----------------------------------- ○議長(北良晃君) 以上で12月定例会に提出されました案件は、全て議了いたしましたので、本定例会はこれで閉じることにいたします。 市長より挨拶がございます。 市長。   (市長 仲川元庸君 登壇) ◎市長(仲川元庸君) 12月定例市議会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 本日をもちまして、本年最後の定例市議会が終了いたしました。議員の皆様には、今議会に御提案申し上げました案件につきまして、慎重なる御審議をいただき、原案どおり御議決を賜りましたことに御礼を申し上げる次第でございます。 特に、新斎苑事業につきましては、用地取得関連経費を御承認いただきましたことから、平成32年度の完成に向けまして、全力で取り組んでまいりたいと考えておりますが、皆様方から頂戴いたしました多くの御意見につきましては、心して丁寧に進めてまいる所存でございます。本当にありがとうございました。 さて、本年は、地方自治法が施行されて70周年という大きな節目の年でもございました。それを記念して、去る12月3日には、奈良春日野国際フォーラム甍におきまして地方自治法施行70周年記念事業が開催され、式典の中で、市議会議員として通算38年以上活動されました松石聖一議員が地方自治功労者知事表彰を受賞されました。これは、地方自治の振興発展に貢献された功績であり、この栄誉に輝かれました松石議員に対しまして心から敬意を表し、お祝いを申し上げる次第でございます。 また、去る12月10日には、第8回となります奈良マラソンが奈良電力鴻ノ池パークを発着点として開催され、県内外はもとより、海外からの参加者を含む約1万6000人のランナーが古都奈良のまちを駆け抜けました。 現在、奈良電力鴻ノ池パークにおきましては、「公園のシンボルにふさわしい『鴻ノ池』を作る」、「子どもの夢と健康を育む場所にする」、「明るく活き活きとした緑を再生する」という3つの方針を掲げ、大規模改修を進めているところでございます。また、あす12月15日は、公園便益施設もオープンし、歩道の整備や池の周りの周回道の改修も完了いたしましたことから、お子様連れのファミリーから高齢者の方々まで幅広い世代の皆様方にぜひとも御利用いただければと考えているところであります。 さて、本年も残すところあと2週間となったところでございます。年が明けますれば、平成30年、そして1年4カ月後の平成31年4月30日には天皇陛下が御退位されることが閣議決定されたところでございます。 平成の時代を生きてきました私たちにとりましても感慨深いものがございます。奈良市が未来に向かって発展をし続けることができるよう、これからの1年余りを平成という時代の締めくくりとして捉え、市民の皆様から付託された職務になお一層精励してまいりたいと考えております。 最後になりましたが、議員の皆様方におかれましては、輝かしい新年をお迎えくださいますよう心よりお祈りを申し上げまして、12月定例市議会閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。 本当にありがとうございました。 ○議長(北良晃君) 以上で奈良市議会12月定例会を閉会いたします。   午後3時19分 閉会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。             奈良市議会議長   北 良晃             奈良市議会議員   樋口清二郎             奈良市議会議員   三橋和史             奈良市議会議員   松石聖一...